理事長所信

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2017年度 一般社団法人茨木青年会議所
第57代理事長  井上 有紀

Let’s realize a dream!~笑顔あふれるまち、いばらきの実現~

はじめに

大好きなまち、大好きな家族。そして、大好きななかまたち。
私の夢は、大好きなまちいばらきを、笑顔あふれるまちにすること。もっと楽しく、もっといきいきと、このまちに暮らす人々が皆、このまちに住んでよかったと、心からの笑顔で言えるように。

私が2010年に茨木青年会議所とのご縁をいただいてから、はや7年の月日が経ちました。社会勉強と友達づくりのためにと、父の勧めで入会し、最初は驚きの連続でしかなかった青年会議所。見るもの聞くもの全てが目新しく刺激的で、ひとづくり、まちづくりにかけるメンバーの熱い想い、なかまづくりにかける情熱、組織づくりにかける高い意識に心から感銘を受けた私は、徐々にその活動、運動に熱中していきました。月日を重ねるにつれ、言葉では言い尽くせないほど沢山の学びがあり、気付きがあり、様々な経験をさせていただきました。そして、男女の垣根も地域も世代も超えた友情を、同じ志をもった大勢のなかまたちと育むことができました。青年会議所での活動、運動を通じて得た沢山の知識、経験、友情はすべて、私の人生にとってかけがえのない宝物です。
 青年会議所とは、20歳から40歳の限りある時間を過ごす場所です。皆が皆、働き盛り、子育て世代のど真ん中です。だからこそ見える、だからこそ感じる、だからこそ言えるリアルな想いを、声に、行動に変えていこう。私は、一人の女性として、母として、そして誇り高きJAYCEEとして、大好きなまちのため、このまちに暮らす大好きな人たちのため、大好きななかまたちと共に、笑顔あふれるまち、いばらきの実現に向けて、あくなき挑戦と進化をし続けてまいります

「いばらき大家族計画」の実現のために

地域コミュニティの希薄化が叫ばれて久しい昨今、「隣人の顔すら知らない」「近所の子どもとかかわることがない」という大人たちが増えています。また、SNSの広がり、携帯電話やスマホ保有の低年齢化によって得られた便利さと引き換えに、子どもたちは社会のあらゆる誘惑や危険に無防備にさらされています。便利なツールを使いこなすための正しい知識を学ぶ機会をつくること、また、自らの軽率な行動や言動が引き起こす未来を予測し、未然に防ぐ力を身につけること、そしてなにより、相手と向かい合い、お互いの目を見て会話することによって初めて成立する心の通い合うあたたかな関係を築くことの大切さを、今一度、子どもたちと共に私たち大人も見直すべきなのです。
 そのためには、地域社会の抱える様々な問題を「他人ごと」ではなく「自分ごと」として受け止め、古来より「遠くの親戚よりも近くの他人」という言葉が示してきたとおり、向こう三軒両隣、顔の見える関係、いわゆる地縁による支えあいの精神を再構築しなければなりません。そうして茨木のまちの未来を担う子どもたちを、地域社会全体でひとつのチームとなり育てていくという姿勢や、ご高齢者への感謝の心や見守る目、気配り、「困ったときはお互いさま」「ひとりで抱え込まなくていいんだよ」という思いやりの心を共有していきましょう。誰かに与えられた親切を、また次の誰かに返していく、優しさの連鎖。感謝の心を伝えあう、ありがとうの呼応。三世代が仲良く共存し、その中で、親から子へ、子から孫へと大切に語り継がれてきた伝統、風習、礼儀、公の心、感謝の心を育む「いばらき大家族計画」の実現へ向けて、日本古来より伝わる「おかげさま」「お互いさま」の精神を、私たちJAYCEEが率先して、今一度地域に根付かせてまいります。

魅力あるJAYCEEとなるために

人は皆、ダイヤモンドの原石であると私は考えます。原石とは、まだ決して宝石とは言えない状態の石ですが、削って磨き、形を整えれば、美しい色と輝きを放ちます。人が成長し、光り輝くためには、同じく原石である人の存在が必要であり、共に磨き磨かれ、切磋琢磨し合う人間関係の中に、その成長のきっかけがあるのです。人はひとりでは生きていけません。人と出逢い、人と関わり、人に助けられ、成長していくものです。一人ひとりが、自分自身を、そしてなかまたちを、心を込めて磨き、自己弁護や偏見、思い込みという自らの限界や心のフィルターを取り払い、真に魅力あるJAYCEEとして光り輝くために。各種セミナーやアカデミー、フォーラム等、青年会議所の提供する様々な機会を存分に活用し、自己鍛錬に励み、共に成長し続けてまいりましょう。一人ひとりがJAYCEEとしての魅力を向上させることで、組織力が高まるのです。そして、私たちの活動、運動をより効果的に発信し、青年会議所の存在意義を高めていくためには、一人でも多くの共感者が必要です。わんぱく相撲や公開例会、私たちが展開する様々な事業にご参加くださる市民の方々は皆、魅力あるJAYCEEとなりえるダイヤモンドの原石であるという認識をもち、地域に眠る多くの人財をどんどん発掘し、共に運動展開していけるなかまづくりに励みましょう。私たちの運動をより大きく、より価値のあるものとするために。今年度も「茨木青年会議所全員拡大」の姿勢で、大好きなまちのため、大好きな人たちのため、本気になれるなかまづくりに邁進いたしましょう。

「和がまち茨木」の実現のために

2015年に立命館大学いばらきキャンパスが開校し、2019年には東芝工場跡地に追手門学院大学新キャンパスの開校が予定されています。まちに若者たちが集い、活気あふれる今こそ、彼らのもつ若さという最大のエネルギーを集結し、発展させることで、まちに寄与していくことこそが、市民のオピニオンリーダーたる私たち青年会議所に求められている役割であると考えます。
第45回を迎える市内最大のイベントである茨木フェスティバルをはじめ、いばらき光の回廊、いばらき竹灯籠など、茨木には市民による市民のための祭り、集いが沢山あります。それらの多くは、敬愛してやまないわが茨木青年会議所の先輩諸兄の手により、受け継がれ、発展してきたものです。老若男女、様々な団体、企業、学校、行政のパイプ役となり、つながった人々の力を結集させ、茨木のまちづくりの先頭に立ってこられた先輩諸兄のように、私たちもまた、自分たちの手でまちを創る主体的な行動を起こし続けていかなければなりません。
大好きなまちを、もっと豊かに、もっと住みやすく。55周年での見直しを経た2010年代運動指針「和がまち茨木」実現へ向け、本年は、新たな土台作りの1年として位置づけます。様々な団体や行政とのコラボレーションを模索し、新しい連携のスタンダードを構築する事業展開は、私たちの活動を広く市民の皆さまに知っていただくために非常に有効な手段であり、かつ、私たちの想いに共感してくれる新たななかまの発掘という観点からも効果的であると考えます。そうした関わりの中でつながった人々の心を「無関心」から「関心」へ、そして「行動」へと変革し、「いばらき大好き!」人で、まちをいっぱいにしましょう。

世界の恒久的平和のために

韓国馬山青年会議所と私たち茨木青年会議所は、45年の長きにわたり両国間の親交を深めてまいりました。言葉や文化の違いを超えた共同事業である日韓・韓日児童画表彰式の開催を通じ、お互いの国の子どもたちが、近い将来、国際的な視野を広めるきっかけとなる場を提供し、民間外交による国際交流の大切さを発信してまいります。
そして、馬山青年会議所のメンバーとの交流を通して、私たちメンバー一人ひとりが、国境・国籍を超えてなお同じ志を持つJAYCEEとしてお互いを尊重しあい、それぞれの国や民族の歴史、価値観や国民性の違いを正しく理解していきましょう。人と人との関わり方を見つめ直し、相手を想う思いやりの心を共有する。「大好き」の気持ちを伝え合える真の友情を深めることで、よりよい関係を構築し、世界平和へと寄与してまいります。

人々に愛され信頼され続ける、より強固な組織であるために

 茨木青年会議所は、昨年創立55周年を迎えました。幾多の苦難や逆境を乗り越え、でこぼこ道をならし、ぬかるみを踏み固め、道を拡げてくださった先輩諸兄の血と汗と涙の結晶こそ、私たちの最大の財産です。先輩諸兄から受け継いだ、様々な知識や経験、人脈を、次代へとつないでいくため、そして、市民の皆さまに愛され、信頼され続けるオンリーワンの組織であり続けるために、私たちは、自らの成長の機会を貪欲に求め、自主性と責任感をもって活動してまいります。
まずは、私たちのもつネットワークを最大限に活用し、市民の皆さまへの速やかで正確な情報発信を行うことが何よりも重要です。私たちの組織と活動を知っていただき、そして、理解を深めていただき、さらに、様々な形でご協力いただく。一人ひとりが、JAYCEEとしての魅力を高め、まちのオピニオンリーダーとしての資質を向上させ、その活動、活躍ぶりを、広く世間にスピーディに発信、浸透させていき、共感を得ることこそが、市民に必要とされる茨木青年会議所のあるべき姿です。
また、組織とは目的意識をもった集団です。本年は、目的を重視した活発かつ公正な議論がなされ、適正な財務運営を実施することで、信頼される続ける強固な組織をめざします。メンバー一人ひとりが自分の意見や考えをしっかり述べ、議論しあい、目的達成へと結実させるためには、円滑な諸会議の運営を行うことはもとより、迅速で正確な議事録の作成と共有、そして大切な財源を有効活用するためのマニュアル管理、さらには、組織内での横のつながりを意識した運営により、皆が参加しやすい環境を整えることが重要です。そうすることで、委員会の枠や役職にとらわれず、共に勇気をもって一歩前へ踏み出し、多角的に物ごとをとらえ考え抜く力を養うことによって、おたがいを思いやり、助け合い、切磋琢磨し合って、笑顔あふれる事業を展開できるのです。これにより、組織力を高め、より強固な友情を育み、次代へとバトンを引き継いでまいります。

おわりに

 今、私たちの目の前には、2017年度という真っ白なキャンバスが広がっています。笑顔あふれるまち、いばらきの実現のために、メンバー一人ひとりが責任と自覚をもって、切磋琢磨しあいながら、ひとづくり、なかまづくり、まちづくり、組織づくり、思い思いの絵具でキャンバスを彩り、それぞれの未来図を描きあげましょう。そうして想いを込めて描きあげたキャンバスをパズルのピースのように組み合わせたときに完成する虹色の未来図こそが、私たちの想いの結晶であり、2017年度の運動に邁進した証です。
夢を夢で終わらせないために、初志貫徹、有言実行!あふれる若さと情熱をもって、大好きな家族を、大好きなまちを想い、大好きななかまと共に彩り描いた虹色の未来図を、必ずや実現させましょう!