理事長所信

2021年度 一般社団法人 茨木青年会議所
第61代理事長 城谷 大樹

基本理念

「わくわく」をまちじゅうに拡げよう

はじめに

子どもたちは、毎日に希望を抱きすべての事に「わくわく」して一瞬一瞬を学びに変え日々を送っているからこそ、澄んだ瞳に大きな光を宿していると私は考えます。「わくわく」とは、何事にも興味を示し、自らの知識や経験を増やしたいという感情やそれに伴う行動だと私は考えます。しかし成長とともに「わくわく」が薄れていっている大人が多く居る様に感じます。本来、大人は子ども達の『手本』となり子ども達に背中を見せることから『憧れられる存在』でなければなりません。そこで、我々が子どもたちと同じように何事にも興味を持ち心躍らせながら運動を発信するだけでなく日々を送ることで「わくわく」している大人を見せることができます。そしてJCI茨木はそのような大人が在籍する組織であるということを運動や活動、広報を通して幅広く認知してもらうことが必要です。また、各例会や事業で「わくわく」している会員に目を向けることは、会員自身に達成感や自己肯定感を与えることができ、さらなる自己成長へとつながり、JCI茨木が魅力的な団体であることに確信を持てます。そうすることで胸を張り「明るい豊かな社会」の実現に向けて邁進できると確信します。  

【60周年を楽しもう】

1961年に日本で206番目のLOMとしてJCI東大阪をスポンサーLOMとしてJCI茨木が誕生し、2021年度で創立60周年を迎えます。創始者である先輩方の茨木を想う意思は今も脈々と受け継がれており、これまでも行政を含む諸団体と手を携えて様々な可能性を切り開いてまいりました。本年度は60年という長きにわたるときを共に歩んできた各地青年会議所や行政を含む諸団体の方々とともに2010年代の運動指針である「和がまち茨木」の総括をし、2020年代運動指針の発表を行います。そしてシニアクラブメンバーの方々とは年始に挨拶の機会を設けます。会員がそれぞれの場で茨木をより「明るい豊かな社会」とするための大きな一歩を踏み出す決意をして行動を起こすことが、2020年代運動指針の皮切りとなる本年度に相応しい姿だと確信します。また、60周年という共通認識を持って何事にも前向きな意識で能動的に行動することは、全例会事業に対しての「わくわく」の要となると考えております。  

【持続可能な茨木の創造を目指そう】

ここ数年茨木市はたくさんの方々が転入する北摂有数の住みやすいまちとして注目されていますが、より一層魅力的なまちを目指すために国連が定めるSDGsを2020年代運動指針である茨木版SDGsに落とし込みます。17の目標を小国と例えるなら一度に全てを攻略しようとするより限定的であっても着実に歩みを進めることが大切で、単年度制のJCであっても、10年後に大きな軌跡を振り返ることが出来れば持続可能な茨木が創造されていると確信します。そこでまず本年度は「5.ジェンダー平等を実現しよう」「8.働きがいも経済成長も」に取り組み、新たな視点で茨木を捉えジェンダーに対する柔軟な考え方や、様々な観光資源や産品などを活用し持続可能性な茨木を世に広めることで、市民がまちの価値を再認識出来ます。そして、課題や改善点に対して行政・企業・市民と一緒に取り組むことで、まちが更に発展していくと考えます。また、そういった運動発信をし続けることでJCI茨木に対する認知度を上げ強い共感と「わくわく」する期待を市民から得ることが出来ると考えます。

【拡大活動を楽しもう】

人は「わくわく」することで大いに実力を発揮します。「わくわく」は最大のバイタリティとなるのです。バイタリティを会員全員が高く持ち続けて拡大活動に取り組むことが出来れば、多くの新入会員を獲得できると確信しています。しかし会員拡大委員会に任せきりになり拡大活動に積極的に関わることが出来ていないメンバーも多くいるとも感じています。そこで我々の一番の応援団であるシニアクラブメンバーの方々、会員同士や外部との交流に加え様々な研修プログラムを経て、JCの魅力をたくさんの方に伝えたいと自主的になることが出来れば、2022年度の期首会員で100人が在籍するLOMに成長することも十分にできると確信しています。その為にも既存の候補者リストを精査するとともに、新しい候補者に対して会員全員で工夫し情報を共有して楽しみながら拡大活動を行います。また、未来の拡大活動の実施として我々が創始者たちから受け継いだJCの使命や志を、若い世代に継承し共有・協同することで、まちのために心血を注ぐ素晴らしさを体現できると考えます。  

【次なるリーダーを育てよう】

幼児教育を含む教育は、未来の国を造る重大な仕事だと考えています。しかし時代の移ろいとともに子どもたちを取り巻く環境はここ数年で大きく変わりしました。様々な実体験が減ったかわりにインターネット等で知識を得る場所が増えました。協力するかわりに成績等で競争することが増えました。今の子どもたちには他者と協力しながら様々な実体験を通し、試行錯誤を重ね新しいことに「わくわく」し挑戦する機会の提供と認めや励ましの言葉をたくさんかけ、共育してくれる大人の存在が必要です。寄り添って共育してくれる大人を身近に感じることで、大人に対して漠然的でも憧れを抱くようになり、その感情はいずれ他者への思いやりや統率力へとつながり、将来の茨木を背負うネクストリーダーが生まれると確信しています。  

【グローバルな視野と思考を持とう】

本年度はJCI馬山との姉妹青年会議所締結50周年の年です。しかし、慣例だけで締結の更新をするのではなく、両青年会議所がより良好で友好的な関係を築く必要があります。その為にも児童画の表彰だけに捉われることなく両青年会議所の会員がしっかりと関わることのできる交流を行います。また、目まぐるしい速度で国際化が進む中、よりグローバルな視野や思考を手にするためにもJCI馬山だけに留まらず他国の青年会議所との交流も視野に入れ実行することがJCの醍醐味でありJAYCEEとしての枠を広げるために必要だと考えます。  

【ターゲットを明確化した広報戦略を練ろう】

いくら素晴らしい運動発信をしていても、一人でも多くの市民に認知していただかなければ意味がありません。昨今の運動発信やSNS等を使った広報活動によりJCI茨木の知名度は格段に上がってきていると感じますが、他団体と勘違いされるなど認知度の高さには大きな「伸びしろ」がある状態です。その状態を打開する為にも、情報と文章の羅列をするのではなく、スクロールされても視認性の高い記事で拡大活動のための広報・茨木市を知ってもらうために市外に打ち出す広報・JCI茨木の認知度を上げるために茨木市内に向けた広報やメンバーに対しての広報。のように、どの情報を誰に何のために受け取ってほしいのかを明確化したうえで情報発信をする必要があります。それぞれの広報を委員会の担いとすることで「わくわく」して、よりインパクトがあり有益な広報ができます。そして広がった情報の波紋が重なるとき、とてつもなく大きな波が起こりJCI茨木に対する認知度が一気に加速すると考えています。  

【時代に則した柔軟な組織づくりをしよう】

会員全員が「わくわく」するには、家族や職場の理解を得てすべての人が参加できる組織へと変革し、思い切り運動発信をすることのできるようになる必要があります。まずは子育てとJCを両立している会員への配慮を手掛けます。その為に全例会事業に子どもを連れて参加できるシステムを構築します。また、リモートでの参加を認めるなど、現地での出席が難しい会員にも配慮します。そして、諸団体のモデルケースとなることで社会的信用が向上し他団体からも応援される組織を目指します。さらに、準備段階において緻密な計画は非常に大切なことですが、そこに注力するあまり例会や事業に対しての熱量が下がってしまっては意味がありません。自分たちで事業をやりたい、という思いを最優先にすることでスピード感と熱量がこもった自由な運動発信も推進してまいります。  

むすびに

JCは最後の学び舎だと例えられることが多くありますが、入会して5年の私がそのように感じられるようになったのはごく最近で、真正面からJCを見据えることが出来たからです。『本気でやれば知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳ばかり。』今のあなたにとってJCはどの位置にありますか。知恵を出せば見えるものが変わってきます。聞こえるものも変わってきます。すると新しい自分と出会うことが出来て「わくわく」してきます。今日の私がそうです。創立60周年!この響きだけで「わくわく」しますね。この年をあなたと共有できるのはたくさんの偶然の重なりのおかげです。「おかげ様」とは見えないものへの感謝の表れです。この1年、みなさんのおかげ様を以て就くことのできた理事長として一番「わくわく」し続け、みなさんに私の「わくわく」を伝播していきます。 ともに60周年を迎える年を全力で楽しみJCI茨木から、まちじゅうに「わくわく」を拡げましょう。