2024年度
一般社団法人 茨木青年会議所
第64代理事長 山本 卓
基本理念
縦横無尽に走りまちをひとつに
はじめに
茨木市は、おにクルのオープンや、安威川ダムの完成などまちに新しい魅力が生まれ、より良い発展をしていく最中です。この発展は、まちにとって大きな影響力のある事業を展開するチャンスです。そして、茨木青年会議所は27年ぶりに100名LOMに復帰し、まちにとって必要とされる団体になるために大きく前進しました。このまちの発展と茨木青年会議所の発展を、より一層加速させるためには、我々とまちが一つとなり「One team」となることが必要不可欠です。まずは、メンバーが積極的に委員会や例会に参加し高い出席率を維持し、互いにリスペクトし合う関係性を作り、茨木青年会議所だからこそ創造できる価値を生み出し、共感を生み共鳴してくれる仲間を増やし、100名以上のメンバーを維持し、すべての例会出席率80%を達成します。そして、単に活動しているだけではなく、一人ひとりのメンバーが、活動の意味をしっかりと理解をすることで、個々の成長に繋げ主体的に活動できる組織を目指します。また、市民活動において関わる他団体、企業を巻き込むことで、今まで以上に市民に大きな影響力を与えることができます。
本年度は、①メンバーのJC運動へのコミット(すべての例会出席率80%以上達成)②メンバーの成長③他団体との協力を3本の柱として、茨木青年会議所の結束力を向上させ、茨木市全体で「One team」を目指します。
まちづくり
「One team」を目指すためにまちづくりは欠かせないものです。近年、茨木市においては、2023年11月に市民会館おにクルが完成し、市民が集う新たなスポットが誕生します。そして安威川ダムの周辺整備も着々と進み、まちに待ち望んだ観光スポットが完成することで、このまちに交流と賑わいの場となることが期待されます。しかし、単に観光スポットがあるだけでは活性化には繋がりません。持続可能なまちづくりに必要なのは、今、何がまちに必要なのか、何を求められているのかを追求し市民、他団体、企業を牽引し、まちにより良い変化を与え、茨木青年会議所だからこそできる運動を展開してまいります。
本年度は茨木SDGsの17(パートナーシップで目標を達成しよう)8(働きがいも経済成長も)を掲げ、スポットでの活性化だけではなく、茨木市全体が活性化することを目指し市民、他団体、企業には、茨木青年会議所ならではの行動力を感じてもらいメンバーの魅力を知っていただき、頼れる存在であると認識していただきます。メンバーと市民、他団体、企業が、単に繋がるだけでは、茨木市全体を活性化させるほどの大きな力とはなりません。しかし、互いに対話を通じて目的を理解し、それぞれの価値観や個性を認め合い、ともに楽しみながら力を発揮できる関係性を構築することで、大きな力へと変革していきます。そうすれば、まちの新しい魅力を創出し、記憶に強烈に残る事業を実施することが可能となり、茨木市全体が活性化します。これにより、メンバーの結束力や市民、他団体、企業との関係性が強固になるだけではなく、個々のメンバーも持続可能なまちづくりに必要な人材への成長と繋がり、ともに「One team」を目指します。
なかまづくり
「One team」を目指すために、私が求めるメンバー同士の交流とは、一人ひとりの個性や価値観の違いを認め、すべてのメンバーが自然と例会などに参加でき、他人事ではなく自分事として捉え、互いに成長し合える関係です。高い出席率を維持し、メンバー同士がお互いの良い部分を見つけリスペクトすることで、助け合いへと繋がります。助け合いが問題解決の近道にもなり自然と人も集い、集まった人も笑顔になることで、共感する仲間が増え、高い出席率やメンバー同士の成長に繋がります。さらには、交流会などでシニアクラブメンバーが積み上げてこられた歴史を理解し親睦を深め、困ったときにも相談でき、仕事でも繋がれるような関係を構築していただきたい。そのためには、JC歴の長いメンバーが率先して、シニアクラブメンバーと交流し、その繋がりをJC歴の浅いメンバーへと拡げていかなければなりません。シニアクラブメンバーは幅広く活躍されている方が多く、その豊富な知識や経験を一人ひとりがしっかり学び交流することで、成長のスピードを加速させます。そしてシニアクラブメンバーからも信頼を得て、交流の幅を拡げ今後の活動に活かしてもらい「One team」を目指します。
そして国際交流では、感性を磨く良い機会であります。グローバル社会における多様性を受け入れ、密接な交流を深め、国は違っても共感し合える部分を見つけ、国境を越え青年会議所が一つとなり、互いのメンバーが成長できすべてのメンバーが参加できるような交流をします。
メンバー拡大
「One team」を目指すための拡大活動において重要なことは、青年会議所運動・活動に共感してもらえる仲間を増やし続けることです。そのためには、まず拡大活動をするメンバーに魅力があり、JCに関する正しい知識や積極的な行動力を持って常にチャレンジしていかなければいけません。一人では限界があることでも、全員で社会やまちの課題に対して知識や能力を活かすことができれば、必ず明るい豊かな社会が実現すると信じています。より多くの課題をいち早く解決していくためにも会員数も必要であり、その様々な会員の持つ能力、知識が必要になります。本年度の拡大活動も昨年度の勢いを引き継ぎ、委員会だけが拡大活動をするのではなく、全メンバーを巻き込むためにも、まずは委員会メンバーが率先して行動し、何事にも先手を打ち、すべてにおいて積極的に活動する姿を見せ続け理念を共感していただける仲間を増やしてまいります。そしてメンバー拡大だけではなく、賛助会員も拡大し我々の運動・活動に共感してくれる市民、団体、企業と協力し「One team」を目指します。
みらいづくり
「One team」を目指すための持続可能なまちづくりを行っていくには、次世代を担う人材の育成は必要不可欠であります。しかし、今の子どもたちは自然や広場などの遊び場が少なる一方で、テレビゲームやインターネット等の室内の遊びが増え時代に沿って遊び方も変化しています。そのため他者との関わりが苦手、自制心や耐性、規範意識が育っていない、学びに対する意欲や関心が低いといった課題もあります。子供たちは、まちの未来を担う存在です。人との繋がりの大切さやチャレンジする心、どんな困難にも立ち向かい乗り越える力を身に着け、茨木市の未来に夢や希望を持ってもらう必要があります。
本年度は、子どもたちに、他者と関わるうえでの礼儀の大切さや、色々なことに興味を持ち自ら積極的にチャレンジする大切さや人への思いやり、人を頼る大切さを学び成長できるような機会を提供します。その姿を見て、メンバーも礼儀やチャレンジすることの大切さを再認識し子どもたちと共に成長していただき「One team」を目指します。
ひとづくり
「One team」を目指すためにはすべてのメンバーがもう一度、青年会議所運動・活動の理解をする必要があると考えます。メンバーが運動の目的や活動の本質を理解するために、様々な研修をすることで、参加率が向上し個々の成長も促進されます。そうすることで、メンバーの意識が変わり、時間の使い方、人との関わり方、仕事への取り組み方などの行動が良い方へと変化します。だからこそ入会年数の浅いメンバーには積極的に出向や各種大会、セミナーなどに参加していただき、茨木青年会議所の枠に囚われない新しい視点から物事を捉える事のできる機会に興味を持っていただきます。そして学んだ事をLOMにしっかり還元することで、メンバー同士の新たな成長に繋げ「One team」を目指します。
組織づくり
「One team」を目指すためには組織の足元を固め、規律を維持していかなければなりません。JC運動・活動においてすべては会議から始まり会議で終わります。
会議は情報共有や組織の方向性を確認する機会です。一人ひとりの限られた時間をいただき目的のために、会議を重ねていきます。限られた時間を無駄にすることなく会議に臨む準備と期日を守る心構えなどが必要になります。質の高い効果的な会議が可能となれば、素晴らしい運動を展開することができます。そのためには、計画的で徹底した会議の運営を行います。
また、素晴らしい運動を展開していても、多くの方に認知、共感されなければ意味がありません。我々はまちを想い運動を起こしている組織であるという誇りと自信をもって、あらゆる手法を使ってまち、市民からの認知度を上げ共感を生み出します。そして市民やまちにどの程度認知され、どのようなイメージを持たれているのかを客観的に分析し、的確にそして強くアピールする広報活動を実施し、茨木青年会議所の認知度やイメージの向上に努めメンバーの拡大や外部からの支援に繋げ「One team」を目指します。
アドバイザリーボード
「One team」を目指すためには経験豊富なメンバーの知識や助言も組織の力となります。委員長が運営する委員会の活性化を図り、結束力を高めるために、アドバイザリーボードを選定します。アドバイザリーボードは豊富な経験を生かし定期的に副理事長、専務理事、委員長と委員会運営についての意見交換していただきます。そのためには、アドバイザリーボードも委員会の現状把握するために、各委員会にも参加し、副理事長、専務理事、委員長の力を最大限に発揮できるようにサポートしていただき「One team」を目指します。
おわりに
「One team」を実現するには、我々青年会議所が誰一人残すことなく一つになることが大事であり、メンバー一人ひとりが率先して行動し互いをリスペクトし合う仲間を増やしていけば結束力も高まり、必ずメンバー100名以上を維持しすべての例会80%出席を達成できます。そして茨木青年会議所が一つになり熱量をもって運動を発信し続けていけば市民にも伝わり共感してもらえると信じています。そして未来へと繋がる運動を発信し続け、一年間「One team」を目指し、ともに走り続けましょう。